イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

生活保護制度や利用者へのバッシングで日本は幸福になるのか?!

2012-06-07-Thu-01:28
お笑いタレントの親が生活保護をもらっていたことが詳らかにされ、
バッシングが大きくなっている。
生活保護利用の要件の法改正にあたるようなことを
厚生労働大臣がコメントしていたので、非常に驚いた。
不正受給には当たらないと識者の見解もあるし、
この一例から保護制度全体を変えようというのは、あまりにも拙速すぎる。
何が政治を動かしたのかと疑問に思った。

作家の星野智幸さんがブログで
「また殺人未遂が起きているのか、と暗澹たる気持ちになった。」
と書いている。
入管の現場や「死刑制度」にもふれ、
「私たちがバッシングし、叩こうとし、殺そうとしているのは、
「俺」なのだ。自分なのだ。私たちは、おぞましい悪夢を生きている。」
と結んでいる。
(転載の了承を得ていないので、星野さんのブログをご覧下さい)

星野さんの意見は大げさではないという実態を示すメールが流れてきた。
「生活保護受給者の自殺率は一般の2倍、20代は6倍
-生活保護バッシングと制度改悪は殺人になる」
厚生労働省「生活保護受給者の自殺者数について」
(2011年7月12日第4回社会保障審議会生活保護基準部会参考資料)に
掲載されている生活保護受給者と日本全体の自殺率を
その方がグラフにしたものが添付されていたので、紹介する。
生活保護受給者の自殺率
「19歳以下を除いて、若い年齢ほど自殺率が高くなっている。
こうした数字が示すように、生活保護受給者は現状でも「生きづらい」のである。
とりわけ、若年層の「生きづらさ」は異常な実態にある。
いまの生活保護バッシングは、
いま以上の「生きづらさ」を強要することにほかならない。」と述べていた。

子ども若者白書は「10~20代から老後が不安」との調査結果を発表した。、
日本貧困率の高さが注目されているが、
下のグラフの通り、
日本は、国が政策を実行すると貧困世帯がかえって増える唯一の国である。
北欧やフランスは、再配分後には貧困率が1/4以下になっている。
再配分
つまり、日本は生活保護を受ける前の、社会保障を整備する必要がある。

生活保護受給者数の増加がニュースにとりあげられるが、
日本の生活保護利用率は1,6%で、
ドイツ9.7%、フランス5.7%に比べて非常に低い。

誰もが、いつリストラされたり、病気になったり、大災害にあうか分からない。
政治は弱者のためにある。

「世界全体が幸福にならないかぎりは、個人の幸福はありえない」
宮沢賢治の言葉である。
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