イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO函館モナムール~元無所属議員の日々の想い |
同時多発テロ~深い悲哀に包まれるパリ~ 武器ではなく、花を
2015-11-15-Sun-06:13


昨日の朝、パリ各地で大爆発と聞いて不安が募り、
直ぐにパリ勤務の息子や友人、知人に安否確認しお見舞いメールを送った。
イベント運営に関わっている息子はやサッカー場や劇場にいる可能性は高い。
その夜は南仏のラグビー試合に行っており無事だった。
ひとまず胸をなでおろしたが、
次のニュースで、バタクラン劇場と分かり、
背筋が凍りついた。
その劇場は、80年代パリ在住時に最もお世話になった友人の家の3軒先!
友人家族は無事だったが、テロの一部始終を目の当たりにして
かなりのショックを受けている。
お嬢さんの女性同僚がレストランでのテロで亡くなられたそうだ。
友人宅に息子がお見舞いに伺おうとしたけれど、
「200m先からバリケードで入れなかった。」と、
追悼する人々、報道の様子を送ってきた。


友人達からは、
毎週教えてる剣道場の直ぐ傍で、たまたまその日は休んだ。
孫が近くのレストランにいたので心配で眠れなかった。
子どもの友人が亡くなった。誕生日だったのに。
在仏北海道人会ポプラ会会長(フランス人医師)からは、
「フランスはひどい国になってしまいました。
チャーりの時に人間の残酷さにショックを受けましたが
今度の非道な事件には人間の魂のあり方を疑わざるを得ません。」
9月には私も同じ地区を子どもたちと共に散策していました。
5,6年前から出版社や新鋭デザイナーブティックが進出し
おしゃれで日本人観光客にも人気ある地区です。
誰がいつ被害者になるか分かりません。
亡くなられた方のご冥福と
被害に合われた方の心身のご回復を心からお祈りします。
これ以上、命が奪われないように
民族や宗教のさらなる対立につながらないことを願って、
日本の私たちが何をできるのか考えたい。
武器ではなく、花を。