イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

弥生小学校~景観審議会は答申案作成へ

2008-10-01-Wed-08:46
30日3時から5時まで開かれた、函館都市景観審議会を傍聴しました。
弥生小学校の整備計画について、市の示した案が
景観形成指定建築物等の保全に係る基準3に適合するか、
との諮問に対する2回目の審議です。
1回目は、現地調査でしたから、
今回が実質的審議です。
驚いたのは、
はっきり「否」と答えた方が、少なくとも4人(一人は欠席し意見書提出)はいたのに、
「可」に附帯意見を付けて会長が原案を作成する動きになったことです。
司会を務めた会長は、会議冒頭に
「今日は、基準3に限定しないで、整備計画について広く意見を聴きたい」と言い、
いわゆる有識者委員が3人次々と発言しました。
「なぜ保存するのか意味合いをよく考える時間が必要」
「基準3からのスタートはおかしい。閉じた関係性で進めていいのか」
「この間の進行状況は不愉快。これが新しい市長の言う市民協働なのか?」
と、まだ議論が必要という意見が続いたのに、
「他に意見がないようなので、景観審議会としてどう答えていくか
意見をもらって集約していく」という急な展開となったのです。
出席した12人の委員のうち、司会の会長をのぞいて順番に意見を述べました。
市の案に賛成と答えた方5人は、
子どもの安全・安心な環境を優先したいという理由でした。
トイレが臭い汚いではかわいそう、
新築の昭和小学校のような最新の環境で学ばせたいという声もありました。

子どもの安全・安心な環境づくりは、どの案でも一番に考えなければならないことです。
保存派・慎重派も、トイレを現状維持と言ってる人はいませんよ。
歴史を感じるデザインと快適性は両立しうるでしょう
と、傍聴席から発言したくなりました。
賛成した委員も、町並みとしては保存したほうがいいという意見が大半でした。
では6案が最適なのか、折衷案や新たな案はないのか、
そこから、6案は果たして景観形成指定建築物として継続といえるのか、
答申まで、まだまだ議論が必要と思います。

諮問に対して否と答えた方は3人 です。
「都市景観行政についてもう少し議論してほしい」
「6案は否。第3案を」
「1~6案全て否。ゼロベースで考えたい」
否とは言わなかったけれど、外壁を残すべきという文化を発信すべきと、
第4案を押した方が一人いたので、否と考えると4人、
欠席のため意見書で,
「 弥生小学校が審議会に至る経緯はあまりにも短絡的と言わざるを得ず、諮問には否。第5案も否」と答えた方を入れると、5人になります。

悩んでいる、答えようがない、と発言した方が二人でした。

以上から、意見が二分されてる状況で、
答申案をどのようにまとめていくというのでしょうか。

審議会が終わってから、一部の委員とお話しました。
やはり早すぎる答申案作成に首をかしげ、
会長と話してみるとおっしゃったので、
やや安心して、会場を後にしたのですが・・・

定例会と総務常任委員会の質問で、私は
「議論の場が必要。整備計画検討協議会を立ち上げてはどうか」と提案しました。
教育長も市長も
「議論はつくされた」と答弁。
一般市民が意見を言えたのは、今年7月末の公開説明会が初めてです。
そして6つの案が示されたのはついこの前8月20日のこと、
しかも市民が初めて資料を手にした約1時間半後には、
「6案目でいきます」と教育長が宣言したのです。
これで議論はつくされたというのでしょうか。

市が議論の場を設けないのでしたら、
市民サイドで整備計画検討協議会を作りませんか。
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