イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

「こころといのちの相談支援事業」~足立区自殺対策

2010-03-03-Wed-23:56
「自殺12年連続3万人超」
警察庁がまとめた自殺統計が1月末に発表された。
昨年の自殺者は32,753人と前年より504人増加、過去5番目に多い。
この数字は,交通事故死者数の約6倍にも相当する。
そのうち男性は2万3406人。
北海道における自殺者数も,平成10年に急増し,
以降約1,500人前後で推移、これは,毎日4人が自殺している計算になる。
昨年は127人減っている。

1月8~10日 東京出張第一日目に足立区の自殺対策を調査しました。

足立区役所の庁舎はまるで外資系オフィスビルかモダンなホテルのよう。
広々とした中央エントランス、14階には展望レストラン
東京は財政豊かなのですね。
2009年秋 166中央エントランス~展示ホールともなる

足立区は23区で最多の自殺者数(2006年)だったことから
東京都の地域自殺対策モデル事業に手をあげ、
昨年から2か年で「こころといのちの相談支援事業」に取り組んでいる。
来年度は市独自の予算で実施していくという。
(1) 各種の相談機関等が連携した自殺防止のための相談支援ネットワークづくり
   庁内ネットワーク
(2) 自殺防止と相談支援のための人材育成・研修
   ゲートキーパー研修
   自殺の兆候見抜く研修 窓口職員に
(3)啓発活動
   スローガン「気づく つながる いのちを守る」
   リーフレット 5000部
    区民への相談機関の周知など
    こころの健康フェスティバル
    自殺対策強化月間啓発事業
NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」の清水康之代表が、
自殺者の約7割が何らかの相談窓口を訪れていた
とするデータを紹介あだち広報に掲載
2009年秋 206リーフレットと缶バッジ
自死を考える以前の段階で、
一見、福祉などとは直接関係のなさような一般市民向けの方の窓口で、
話を聴いてもらって気持ちが落ち着いたり、問題点が整理できたり、
何らかの対策をアドバイスしてもらったり、
信頼できる専門家を紹介してもらったりすれば、
その後の展開は大いに変わってくるはずである。

自死対策とはすなわち、「生きる」ための支援であり、
さまざまなつながりを作り直すことだと考えている。

出張出発の3日前の朝、NHK「保証人問題」の中で、
足立区は高齢者向けに保証人制度を実施していると放映されました。
DV被害者支援にあたって「保証人」で悩んできたので、
資料だけでもと議会事務局にお願いしていたら、用意してくださっていました。
実施している社会福祉協議会が庁舎内にあるとわかったので、立ち寄ってみましたが、
担当は権利擁護センターで、役所からは遠いとのこと・・・。
半ばあきらめて、
通路を挟んでお隣に環境コーナーを、
大勢の目に触れる場にあることに関心して見ていたら、
2009年秋 170環境コーナー(社会福祉協議会の隣)

社会福祉協議会の方が親切に連絡とってくださったので、
TV番組で紹介されていた、担当課長さんに会ってお話を伺うことができました。
権利擁護センターは区役所からバスで15分+徒歩12分。
終業時刻が迫っていたので、全速力で走り滑り込みセーフ。
担当課長のアルマルカウイ恵子さんがあたたかく迎えてくださって
ていねいに説明してくださいました。
アルマルカウイ恵子さんの優しく応対してくださるので
高齢のDV被害者支援や見守りネットワークなどに話が発展。
日ごろ相談に来る高齢の方々もきっと
安心して何でもお話しているのではないでしょうか。
事業内容は、また後ほど報告することにして、
素敵な課長さんを紹介しておきます。
2009年秋 171権利擁護センターあだち課長アルマルカウイ恵子さん

函館市における自殺者数は近年80人台でしたが、平成20年には91人。
このような状況を受け,函館市でも自殺予防の取り組みをはじめました。

今回の議会で、私は10日に自殺防止対策の質問します。       



HOME