イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

大間原発説明会で「文化は北へ」と講師が誇らしげに説明

2010-01-31-Sun-23:55
函館で今日2時から開催された「大間原発説明会」は、
350人の参加者から熱心な質問があいつぎ、
50分超過の5時に終了しました。
事前に質問を送って下さった全国の皆様有り難うございました。

参加者の中で託児を申し込まれたのは二人の若い女性。
一人は食物アレルギー対応を拡げようと熱心に活動なさってる方、
もう一人の方は3人お子さんを連れて北斗市からJRで駆けつけて
下さったのです。一番小さい子をおぶって大きなバックを二つ抱え、
幼児二人の手をひいて小雨の中を駅に向かおうとしていたので、
お送りしました。(20年前の私と同じと思いながら)
以前にも環境講演会でお会いした方でした。
お二人とも、子どもたちのために環境を守らなければと、
参加したのですが、不安は全く解消されなかったようです。

3人の教授の説明を聞いて、
命を紡いでいる女性たちの声は、
エネルギー問題に全然生かされていないと感じました。
会場からの質問もずっと男性ばかりあてるので、
最後の一人というとき、
「最初から手をあげている一番前の女性に発言させてください」
と叫んでしまいました。
一番前の席で3人の教授の話に首を横に振り続けていたのは、
大間原発訴訟の会代表です。
彼女は毎朝、大間の見える砂浜に「大間原発おおまちがい」と書いて、
絶対に大間建設を止めると活動しています。
「3人の先生方は想像力がないのですね。子ども孫たちに不安を残せない。
大間原発は必要ありません」との発言に会場から大きな拍手がわきました。
教授たちは「孫の代まで安心なようにエネルギーの確保は大切」と応答してました。

今日の配布資料は、財団側からだけでした。
「大間原子力の概要」というA-4裏表1枚の資料もありましたが、
建設計画、施設概要、建設経緯、運転開始までの手続きの説明だけです。
函館市における要望や説明会開催までの経緯は、
参加者には分かりません。
他に、3人の教授パワーポイント説明カラー刷り資料と冊子2冊でした。
「エネルギー消費と環境問題」東京大学大学院教授田中知氏、
「現実的なエネルギー選択肢のひとつ~原子力と今後の原子力を支える核燃料」
 北海道大学大学院工学研究科教授佐藤正知氏、
「原子力発電の安全性~ABWRのしくみと特徴~」北海道大学大学院教授奈良林直氏、
冊子「エネルギーのはなし」「原子力2009」
資料が足なくなり、渡らなかった人には郵送するそうなので、
資料ご希望の方は財団に連絡なさってみてください。
(財)日本原子力文化振興財団 ℡03-6891-1572
2009年大間資料奈良林教授の資料から

説明では、原子力の必要性、優位性、安全性が繰り返し語られました。
奈良林教授が、大間原発の改良型沸騰水型原子炉(ABWR)は、
1978年から6社で共同開発、自分も東芝で研究に関わったので、
大間で使用されるのは嬉しく思っていると、
改良点、MOX燃料、全炉心への移行手順、大間原発の耐震などについて説明。
「数字が違う」「メリットはまだ確立してない」など指摘や反論の声が
会場から次々と出ると、
奈良林教授は「私は皆さんからの事前質問を読んで
今朝の4時までかかって資料作りました。
私も真剣です。まず聞いてください」
「東芝時代に、市民の皆さんの様々なご意見を参考に研究でき感謝してます」とも。
資料の中には
「天然の原子炉が20億年前にあった」
「グリーンピースの創始者が原子力を支持」
「日常生活と放射線」
「子孫や孫に安心をバトンタッチ」・・・
目くらましの術かなという印象です。
「文化は北へ」という発言には、
「ゴミは北へ、田舎へ」の間違いでしょうと、腹立たしかったのですが、
閉会挨拶で財団理事長が「文化」を繰り返したのには唖然。
財団名に「文化」とついているのは、
鉄道が日本に入った時は嫌われ者だったが、
今やSLファンも多く文化となっている、
原子力もそのように文化となることを目指してるとの説明でした。
文化とは私は全く考えられないのですが、
どのように理解したらよいのでしょうか?

第2部キャスターと講演者による座談会、会場からの質問については、
明日書きます。



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