イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

自殺予防対策マスコットキャラクター!?

2010-03-21-Sun-14:10
「自殺予防ゲートキーパー研修」修了証書が北海道知事名・印で、
昨日郵送されてきた。
第488号とある。
2月13,14日に北斗市で開催された、
「相談・支援者のための自殺予防ゲートキーパー」研修を
2日間受講した修了証明である。
昨年11月から道内6個所で開催、北斗市の道南会場で
約200人参加していたので、
今年度は全道で 千人以上のゲートキーパーが誕生したのだろうか。

昨年12月に開催された市の自殺予防講演会やゲートキーパー研修会でも、
足立区の自殺予防対策視察でも、学んだのは、
「気づく つなげる 見守る 命を守る」ことだ。
追い込まれた末の死であることを多くの人が理解し、
悩んでいる人に寄り添い、相談機関につなげること、
そのための啓発活動にマスコットキャラクターを
使う自治体が増えているようだが、
表現や使い方によっては、意図しない副作用を起こすこともあり、
私は疑問に思う。

3月議会で自殺予防対策について質問するきっかけとなったのは、
市自殺予防啓発ポスターなどを見て、驚き、哀しく、
誰に向かって、どんな目的の啓発なのか疑問に思ったからだ。
自殺防止マグネット自殺予防の啓発版(A-4 裏面マグネット)
函館市の魚イカにかけてイカん!というのはふざけすぎではないか、
いかん!という「上から目線」の言葉を見て、相談に行こうという気になるだろうか。
その上、このマグネット啓発版は1枚800円、200枚製作総額16万円である。
今年度の市自殺予防対策費は100万円、国から10/10出ている。
来年度は、200万円、そのうち啓発ポスターなど作成費20万2千円、
こころの健康調査費75万9千円、
関係者用自殺対策マニュアル作成費47万3千円など。

この財源は、地域自殺対策緊急強化基金21~23年の3年間で100億円、
地方自治体は年200万円上限で申請できる。
NPO法人自殺対策支援センター「ライフリンク通信」によると、
この基金は地方公共団体の対策や民間団体の活動を支援して、
地域における自殺対策の充実を図るとされているのに、
民間団体支援に回っていない実状があると指摘されていた。
ライフリンクが内閣府に基金の有効活用を要望したことで、
昨年8月、内閣府は各都道府県の自殺対策主管課あてに、
「相談業務、人材育成など業務委託により民間団体の積極的な活用を図ること」
と事務連絡を行っている。

啓発や調査において、意図しない副作用が起きないよう、
また、民間団体の活用を図り支援していくよう、
19日予算特別委員会でも、自殺予防対策について質問した。
委員外発言という短い質問時間の中で、
答弁者は国の自殺予防対策費と勘違いしたのか、
ずれた答弁のまま終わってしまい、残念だった。

間接的に自殺予防対策の活動をしている民間団体は市内にもいくつかある。
どこも手弁当、土日もなく、困難を抱えている人たちに寄り添っている。
限られた自殺予防対策費、そのような所にこそ使うべきではないだろうか。

自殺予防対策に関してはマスコットキャラクター使用ではなく、
私は、理解と支援を示すリボンキャンペーンが良いと思う。
色は、希望を表す若草(萌葱色)。
ちなみにリボンキャンペーンは、
 赤    エイズ
 オレンジ 児童虐待
 パープル DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)
 ピンク  乳がん
また、認知症サポーターはオレンジリング。

日本人の8割がキャラクター好きという統計もあるらしいけれど、
何でもキャラクターというのは、本当に疑問です。
あたたかさ、親しみやすさから、自殺予防効果をねらっているのでしょうか。
今回、質問するにあたって調べた、
各地の自殺予防キャラクターマスコットをお知らせします。

札幌市
札幌自殺予防キャラクター      札幌自殺予防カード
僕の名前はCHUPUKA(チュプカ)。命を大切にするクマです。
名前の由来はアイヌの語の「太陽」と「月」を意味する「チュプ」と、
「輪」を意味する「カリプ」を組み合わせたものです。
命の大切さを伝えるために、太陽の命の輪」をかぶって、
命を大切にする「きづく」「つなぐ」「みまもる」
気持ちを広めていきます。

南魚沼
南魚沼

大和市 守ろういのち あたたか やまと
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能代市
こころん
19年度キャラクターに名前を募集し、応募総数250点中から
優秀賞に「こころん」が選ばれました。(同名4点)
優秀賞のひとりは、名前の由来として、
いつでもどこでも心をしっかりともち、
心をスイッチオンの状態にしておくことが必要なのでないかと思い、
心とオン合わせて「こころん」(KOKORO+ON)とつけたと話してくれました。
また、応募してくれた小学校6年生の人達は、
悩んでいる人を助けそうな名前だから、あったかそうな心をもっていそうだから、
「こころん」とつけてくれたとのことでした。
「こころん」を見かけたら、「支え合う命の大切さ」を思い出してください。
 
宇都宮市
市制110周年を記念した妖精マスコット「ミヤリー」も登場し、
中高生などの若者へ自殺予防をアピールした。
宇都宮2008)年09月10日(水)下野新聞より

警察もキャラクターを活用したそうです。
「下呂警察署 「ゲロッピィ」がデビュー! 」
「第39回 ふるさと萩原夏まつり」において、
テーマソングに合わせて連れ去り防止を呼び掛けるパフォーマンスを披露した。
今後は交通安全や連れ去り、振り込め詐欺などの啓発イベントや
講話の際にPR役として登場する予定。

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