イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

函館景観形成指定地区に出現した二十間坂女神像撤去へ~女神像撤去と景観条例の見直しを求める陳情に賛成討論

2010-06-30-Wed-03:37
昨日29日の議会最終日に、
陳情3件について賛成討論しました。
無所属議員に関する陳情に賛成討論した三遊亭議員と私竹花に対して、
内容に一部不適切なところがあるとの議事進行が他会派の2議員からかかり、
午前10時半に暫時休憩。
審議再開は午後5時を過ぎた。
不適切と指摘され、結果的に一部取り下げた部分を公にしてよいかどうか
議会事務局に判断をあおいでいるところなので、
連絡がきてから、経過説明します。

女神像撤去と景観条例見直しに関する賛成討論についてだけ記しておきます。
女神像を建てたのは生け簀でかにを販売しているお店。
陳情者は、海産物の陳列・処理・廃棄にともなう悪臭、
マイクを使った呼び込みや音楽を流すなどの騒音を心配しています。

陳情第42号「二十間坂の歴史的環境の保護を求める陳情書
 第8項「現行の函館市景観条例には悪臭・騒音といったものを規制する
 決まりがありません。これらについての規制を追加するよう市議会として
 ご検討ください」
について賛成討論しました。(以下要約)
臭いや音を景観条例で規制することはできない
との市の見解が示されましたが、
私は、地域を限定して臭いや薫りや音についての基準を
条例に書き込むことができると考えます。
それは悪臭や騒音の規制につながります。
景観とは、聴覚、臭覚、触覚など五感すべてで感じるものです。
平成5年に策定された真鶴町まちづくり条例は、
第10条に美の8原則に配慮するものと定められており
、先進的な「美の条例」と言われています。
8原則に沿って69の美の基準が決められていて、
その中には「静かな背戸」、「聖なる所」、「木々の印象」
「覆う緑」「実のなる木」「小さな人だまり」「いぶき」など
音や臭いを感じさせる言葉が示されています。
C. アレグザンダーの「パタン・ランゲージ」を範にした「美の基準」は、
数値でではなく文学的な表現と素朴なイメージ図で表現しています。
町内の全ての建築行為におけるデザイン・コードとなっています。
真鶴町の条例制定後、
函館市においても市民団体からこのような美の基準策定の提案があったのに、
市は検討せず、今回のような問題が起こったことは非常に残念です。
美の原則と基準を、数値でではなく、
文学的な表現と素朴なイメージ図で表現して景観条例に入れることで、
騒音や悪臭の防止を規制できる、
そうしなければ景観は守れないと考えますので、
陳情第42号第8項の賛成を強く主張します。

同日午後、函館市都市景観審議会が開催されていましたが、
議会が暫時休憩状況だったので、傍聴はできませんでした。
景観2女神像?の出現した景観形成地区 正面奥にカトリック教会
景観1同じ通りにある伝統的建造物~和洋折衷~

都市景観審議会では
二十間坂の女神像を設置した事業者に対し
撤去を求める方向が決まった。
そこで市は今日30日にも事業者に対し撤去を求めるとのことである。

この新店舗が、市の奨励金200万円を出すほど
景観形成指定地区にふさわしい建物かということも問題となっている。

この件については、私も23日の経済建設常任委員会で、
奨励金制度の明確な基準が必要と質した。
景観形成の要の一等地なのだから、
基金などを活用して、市が先におさえることはできなかったのか。

当初、事業者は普通の店舗を申請してきたので、
景観アドバイザーが入って、屋根や窓の形などをここまで誘導した、
と市は説明し、6月末に200万円支払う予定となっている。

24日夜、陳情を出した団体と市の話し合いが行われた。

じろじろ大学「じろじろ大学」まちづくり学科 
25日夜は、久々に元町倶楽部の「じろじろ大学」が開催され、
この事業者の店舗や女神像、景観保全などがテーマ。
市と主催者の元町倶楽部から説明があり、
その後約50人の参加者から次々と意見が出た。
「この地区に住んでいることを誇りに思って、
美しい町並みを守る努力をしている。
住民で憲章のようなものを作って、
新住人や観光客に渡したらどうか」と言う提案も出た。

真鶴町のような美の基準を協議していきたい。
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