イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

議長立候補制

2011-05-17-Tue-09:20
今朝、函館市議会の議長、副議長候補の推薦がかたまったと名前が報道された。
慣例通り、人数の多い第一会派から議長、第二会派から副議長を推薦で、
改選後直ぐ議長選を念頭に会派構成を水面下で動いていたと思う。

議員になった当初から疑問に思った一つが、議長選の方法である。
議長は議会運営にとどまらず、
議会代表として市の様々な行事に出席し、
市長と共に国内外の出張も多い。
いわば市の顔である。
市民の見えないところで議長が決まっていいのだろうか。
私は議員になってもすべてを白紙委任されたわけではないと考えて、
市政報告会を開催したり、市民活動の中で皆さんの意見を伺ってきた。

5月に開催される臨時議会では議長選の前に暫時休憩が数時間続く場合が多かった。
無所属議員は蚊帳の外、じっと控え室で待っていなければならない。
(情報収集のため事務局などに聞いたりするが)
調整がついたところで、
第一会派として推薦したい人の名前をもって
代表と幹事長事がぜひお願いしますと一応挨拶に来る。
しかし投票は自由だ。

今回も、議会運営委員会で議長立候補制の提案は出なかったのだろうか。
議長立候補制を実施している四日市視察に行った議員も当選しているのに。

私は議長立候補制について、長年調査してきた。
平成15 年4月には、
議長選出に立候補制を導入しているのは66市だった。
全体の9.4%だった。

最近のニュースでは、議長立候補制を決めた議会が話題になっているので、
かなり増えているはずだ。
全国的に議長選は立候補制の流れにある。

例えば、名張市議会は、5月10日議会運営委員会で、
今年9月の改選時から公開による立候補制での選出を決めた。
三重県内14市のうち伊賀市など8市がすでに立候補制を実施、
検討中も2市あるという。

那須塩原市議会も議員全員協議会が4月21日開かれ、
正副議長選挙に立候補制を導入することを決めた。

井原市議会でも、井原市議会基本条例第3条第1項に規定する
「市民にわかりやすい真に開かれた議会運営」を目指す一環として、
平成23年5月より正副議長選挙立候補制度を導入した。

流山市議会では、市議会の根幹を定義する「流山市議会基本条例」を全会一致で成立し、
その条例第9条の規定に、
「議会活動に関して有する情報を積極的に公表し、
透明性を高めるとともに、説明責任を十分に果たすものとする。」
と規定していることを受け、
市民に開かれた議会の実現のため、
議長又は副議長の選出過程を透明化することを目的として、
所信表明演説会の実施について必要な事項を定めた。
また、『市民に開かれた市議会』の実現に向けて、
積極的な情報公開を推進するため、
USTREAM(ユーストリーム)を活用した委員会のインターネット中継を
市議会としては全国初で実験的にスタートしている。

では、議長選立候補制はどのように進められるのか。
市によって多少異なるが、基本は
*議長になろうとする人は議場で所信表明し質問を受ける。
*マニュフェストを印刷し配付する。
*市民の傍聴を認める。ネット配信する。
*立候補に必要な推薦人の数「1人」から。

これら議会改革先進地は、市民の声が議会を動かした場合が多い。
正副議長選びはこれまで、議員間の根回しや各会派の持ち回りなど、
選考過程が不透明との声が市民から上がっていたことから、
議会改革が進んだと聞く。
ぜひ皆さんで声をあげていきましょう。
私達の街です。
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