イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

陶酔のパリ モンマルトル 1890-1910「シャ・ノワール」展~その時代の女性たちは~

2011-10-08-Sat-20:30
≪陶酔のパリ モンマルトル 1890-1910
「シャ・ノワール」をめぐるキャバレー文化と芸術家たち》 
が今日から道立函館美術館始まり、開会セレモニーに参加してきました。
パリ美術展
ル・シャ・ノワール」(黒猫)は当時芸術家たちの溜まり場となっていたキャバレの名前。

開会のテープカットには、
函館で栄華を極めたキャバレーを一日復活させた女性と
フランス通の女性アナウンサーと、珍しく女性が二人も登場!
主催者の意識で女性参画も変わってくるなと感じたところです。

ロートレックらに大きな影響を与えたという「影絵芝居」に惹かれました。

また常設展には、函館出身画家がフランスを描いた絵とエッセイ抜粋が展示されてます。
「我々の仕事は、眼から入り眼から抜け出していくのであり、
願わくば一番確かな方法で光りたちを捉えたいものである」蛯子善悦「カンヌ夕映え」

パリで子育てと仕事に追われていた私に、
蛯子ご夫妻はまるで親戚のようにつきあってくださった。
橋本さんとは、黒沢の映画を数回一緒に観に行った。
懐かしくて、彼らの絵の前でしばし立たずんでしまいました。

パリでの、私の最後の仕事がモンマルトルの画家たちの取材だった。
ユトリロの母シュザンヌ・バラドンの愛の軌跡を求めて、
あらゆるつてを頼って、当時を知る人を捜しだし、
ゆかりの地や品物も探し出した。
名だたる芸術家たちを次々と恋人にし、
お酒をあびるように飲み、絵筆を握るバラドン。
女性が画家として独立できる時代だったら、ユトリロを幸せに育てられただろうに。

1889年エッフェル塔が完成し、パリ仁は世界中から観光客が集まり、
女性はコルセットから解放されて自由に動き回る時代にかわりつつあったが、
彫刻家のカミーユ・クローデル、画家のバラドンら女性たちの、
生み出さずにはいられない「本能と衝動」の赴くままの作品は
まだ認められない時代だったのだ。
カミーユもロダンに多大な影響を与えながら、
愛情と憎悪で精神を病んでしまい淋しい最後をとげている。






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