イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

「あなたもGKB47宣言!」 3月自殺対策強化月間の標語なんてとんでもない!~政府は「意図しない副作用」に配慮して!

2012-02-06-Mon-17:24
3月自殺対策強化月間の標語「あなたもGKB47宣言!」の撤回を求めると
今日の参議院予算委員会で民主党・松浦大悟議員が質問した。
岡田大臣は「もう決定して進んでいる。撤回は考えていない。
この場ではなく政府と与党で話し合うべきことだったのではないか。」
委員長が「私も野田議員の発言が胸に迫った、撤回を要請したい」
と発言、促されたように、
野田総理がようやく「私も違和感を感じた。
どういう形で対応できるか研究したい」と見直しに言及したものの、
撤回すると明言はしなかった。
すでに一部では掲示されているという。
gkb47.jpg

今日、自殺対策に取り組む全国72の民間団体が、
このキャッチフレーズの撤回を求め、共同で抗議声明を出している。
1.「GKB47」という、冗談のようなキャッチフレーズを
実際に苦しんでいる人が見たらどう思うのか。
キャッチフレーズの役割を果たしていないのでは。
2.「どこに相談すればいいか」の具体的な情報が明記されていない。
 また相談支援の受け皿もない。
3.民間の声を無視して「GKB47」を強行しようとする政府の姿勢は
自殺対策基本法第2条の「官民連携の理念」に反する。
といった内容である。

1月23日に開かれた内閣府の自殺対策推進会議では委員から反対の声もあり、
ネットでも「ふざけるな」「不謹慎」といった怒りの声が続いていた。

私は、なぜこのような当事者不在の標語が決まってしまったのか疑問をもった。
国の自殺対策推進会議には
ライフリンクの清水代表も全国自死遺族総合支援センター代表の杉本さんも
委員となっているのに。なぜ?
ライフリンク清水さんのツイッターを見て、その理由が分かった。

清水さんは、年末に自殺対策推進室(内閣府)の参事官が説明に来た際に、
「大反対。現場の感覚からかけ離れている。
遺族や民間団体から反発がでる」と伝えた。
その後、清水さんが「この時間帯だけは参加できない」
伝えた2つの日程の内のひとつに自殺対策推進会議開催日が決まった。
会議を欠席せざるをえないので、代わりに撤回を求める意見書を出した。
撤回に賛成の委員等と協力をして、この標語が撤回されるように
引き続き働きかけていく。(この無茶苦茶忙しい時期に、
何故こんなことをやらなきゃいけないのか。ホント情けない)と清水さん。

一番当事者に近い人たちが反対していたのに、進めてしまう構造、体質は大問題!

しかもこのキャンペーンは1億4千万円とか。

皆さん、撤回の要望書を内閣府に送りましょう。
万が一進んでしまったら、標語使用拒否を47地方自治体に要望しましょう。
「意図しない副作用」に十分配慮して施策を進めるよう要望しましょう。

私たち自殺対策を進める市民団体も気をつけていきたいと思う。

清水さんはさらに前回の標語を継続することを提案している。
昨年から親しまれている「いのち支える」のロゴは、
第一線で活躍する若手クリエータがボランティアで創ってくれたもの。
自殺対策いのち

「GKB47」と言われても、意味が分からないから標語としては不適切。
KGBと勘違いしたり、若い人はGKBはゴキブリと言ってるそう。

*では、「GKB47」とは、
強化月間のテーマは「全員参加」。
GKBは、「ゲートキーパーベーシック」の頭文字をつなげたもの。
「ゲートキーパー」とは、自殺対策において、悩んでいる人に気づいて声をかけ、
必要な支援につなげる存在。
「47」には、47都道府県を初め、国民に取り組みが広がることを示したもの。
人気アイドルグループ「AKB48」をもじったのは、誰が聞いても分かる。
「広く国民に親身に訴えることができるということで決まった・
若い人に感心を持ってもらいたい」と内閣府の担当者は説明している。
さらに「これだけ反響があったのだから、効果はあった」と話しているそうだ。

あ~情けない。何が大切なのか、もっと心の奥底で感じてほしい。

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