イランカラプテ たんぽぽ通信 by IKUKO

函館モナムール~元無所属議員の日々の想い

大間原発建設差し止め訴訟の第5回裁判

2012-03-10-Sat-23:55
大間原発第5回裁判 裁判所へ向かう原告団

昨日9日14時30分から、大間原発建設差し止め訴訟の第5回裁判が
函館地裁で開かれました。
今回から、2010年提訴の第1次と昨年12月に提訴した第2次が併合され、
原告団は378名となります!
訴訟の会が傍聴席増を要求してきたにもかかわらず、
378名の原告に対し57席と相変わらず少なく、抽選となりましたが、
くじ運の悪い私ですが、今回は当たりました。
横浜や東京、札幌などから駆けつけた方々は優先的に傍聴できたようですが、
全員傍聴できるように、次回からは途中交代がよいのではないでしょうか。

今回の意見陳述人は2名です。
初めに、元函館市議で旧戸井町在住の太田正太郎さんが陳述。
合併前の戸井町が電源開発などに説明を要請していたが、
拒否され続けてきたこと、
各国の船が通る国際海峡に原発建設は危険なこと、
排水で海温が上昇したら、基幹産業の水産業が大打撃を受けることなどをあげ、
建設中止を強く求めました。

次に、福島第1原発事故により福島県鮫川村からお子さん3人と共に
函館市に自主避難されている小松幸子さんは、2次訴訟の原告として陳述。
「鮫川村に百年もつ木の家を建て、有機野菜を作り、
子どもたちを自然の恵みの中で育てていた。
原発事故で、医療従事者の夫と長男は地元に残り、
私は子ども2人と栃木、神戸と避難し、函館に住むようになった。
函館から20キロの大間町に原発建設中と知り、
どこまで逃げても原発がある。と思った。
大間原発を止める使命が私にはある。
途中で止める勇気を持ってください」と訴えました。

前回の口頭弁論で、原告が「長時間の電源喪失を想定しているか」と
質していたのに対して、電源開発側は今回準備書面で
「全電源を喪失しても8時間は原子炉を冷却できる」と答えた。
これに対して、原告側は
「福島原発では数日間、全電源を喪失していた。
大間原発は何時間まで対策可能か」と迫った。
電源開発側の「30日間耐えられる計画を立てている」答弁に、
会場はどよめいた。
私も思わず、驚きの声をあげてしまった。
30時間の間違い?
いえ、確かに30日間と言った。どうやって?
原告側はその根拠を求めたが、次回に回答となった。

もう1点、海抜12mの建屋敷地に3mの傍聴壁を設置することに対して、
「福島原発は15.5mの津波だった。
大間原発は何mの津波に耐えられるのか?」と原告がただしたことにも
電源開発側は次回述べるとした。

答えたからには根拠を直ぐに説明してほしい、
裁判に時間がかかりすぎると感じました。

弁護団のプレゼンテーションは、二人の弁護士が、
「津波や火山噴火など不確かさの考慮は必要」
「原発は原子力村という歪んだ構造が推進」
について詳しく説明しました。

P1090718.jpg
裁判の後、函館弁護士会館で裁判の報告会が開かれ、
意見陳述したお二人が感想を述べ、共同弁護団から裁判内容の報告、
河合弁護団長から、全国における原発訴訟の提訴状況などの説明がありました。

次回は新裁判官になるそうで、
これまでの3人の裁判官には毎回学習していただいたのに、残念です。

来年12月の試運転計画は変更されていないので、
この秋には争点や立証課題を詰めていくとのことでした。

次回第6回の裁判は2012年6月8日(金)14時30分から、
第7回は9月28日14時30分から

原告千人目標に第三次訴訟を予定しています。
大間原発の建設を止めるために、
ぜひ原告になってください。

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